糖尿病連携手帳の活用

糖尿病には、網膜症、神経障害、腎症、動脈硬化、歯周病などの合併症があり、発症や進行を防ぐには、血糖のコントロールとともに、血圧や脂質の管理も重要です。また、内科だけではなく、眼科や歯科で定期的にチェックを受けることも必要です。

ご自身の病状を把握し、検査結果や、内科かかりつけ医以外の医療機関受診の記録、食事・運動などの保健指導の記録、その他様々なデータを記入し、自己管理に役立つツールが、糖尿病連携手帳です。

多くの自治体で今年度から始まる糖尿病性腎症重症化予防プログラムでも、医療保険者(市町村等)、かかりつけ医、糖尿病・腎臓専門医、かかりつけ薬局薬剤師等は「糖尿病連携手帳」を活用して対象者の情報を共有し、連携して医療提供と保健指導を行うこととされています。

糖尿病連携手帳

当院でも以前より糖尿病手帳を使用していましたが、今後はより多くの方に、指導と共にお渡ししたいと考えています。内容は以下のようなものが含まれます。

■基本情報
患者さんの氏名や住所、身体情報、生活習慣、病態、かかりつけ医等を記入するページです。標準体重や、飲酒・喫煙歴、合併症や併存症、指示エネルギーなど。
■検査結果
毎月の検査結果を記入するページです。体重、血圧、血糖値、HbA1c、尿検査結果など。
■歯科・眼科
歯科・眼科の検査結果を記入するページです。歯周病のチェック、眼底検査など。
■合併症関連検査
合併症検査結果を記入するページです。頸動脈エコー、心電図、心エコー、胸部レントゲン、腹部エコー、便潜血、胃カメラ、他。
■療養指導の記録
患者さんやコメディカルスタッフが目標や実施した療養指導について記入するページです。食事、運動療法や、薬物療法、合併症の理解など、指導内容は多岐にわたります。


出典:糖尿病連携手帳(公益社団法人日本糖尿病協会編)、糖尿病協会ホームページ

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