大腸内視鏡検査について

 インフルエンザの流行もだいぶ治まってきました。インフルエンザは、迅速キットを使うと、綿棒で鼻水を取って数分で診断できます。インフルエンザ以外にも、当院では溶連菌感染症、マイコプラズマ感染症、ノロウイルス、アデノウイルスの迅速診断キットを用意しています。また感染症ではありませんが、糖尿病関連で、血糖値、HbA1cの迅速検査も行っています。

 感染症を診断し、治療法を選択するために、迅速検査はたいへん有用です。反面、検査には感度、特異度の問題があり、感染がないのに陽性となる偽陽性や、逆の偽陰性などの問題もあります。確定診断には、症状や診察所見、必要に応じて他の検査も施行し、総合的な判断が必要です。

□インフルエンザ:
診断を確定し、抗インフルエンザ薬の処方をするのに欠かせないと言っても良い検査です。発症早期(24時間以内)には偽陰性となることもあり、陰性と出ても疑わしい場合は翌日に再検査することもあります。

□溶連菌感染症:
発熱、咽頭痛などが主な症状の細菌感染症です。適切な抗生物質治療により、速やかな病原菌抑制と、リウマチ熱や、急性糸球体腎炎といった続発症の予防ができるため、確定診断が有用です。

□マイコプラズマ感染症:
激しい咳や、胸痛を伴う気管支炎、肺炎の原因となる感染症です。抗生物質の選択が一般の細菌感染症と異なるものもあり、確定診断が有用です。

□ノロウイルス感染症:
ノロウイルスは特に冬季に流行する感染性胃腸炎の原因となります。3歳未満、65歳以上の方等を対象に健康保険が適用されています。それ以外で検査を希望される方は自費で検査が可能です。しかしノロウイルス感染症と診断しても、特別な治療薬や予防法はありませんので、検査を必要とする機会は多くありません。

□アデノウイルス感染症:
かぜ症状の原因となるウイルスで、目が赤くなる咽頭結膜熱、扁桃炎、胃腸炎の原因となります。学校保健安全法で第二種の学校感染症に指定されており、診断した場合出席停止措置が必用です。

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