大腸内視鏡検査について

便秘は不快なものです。排便回数減少、排便困難感、残便感が主な症状で、1-2割の方が便秘と言われていますが、年齢を経るにしたがい、その割合は増えていきます。 便秘の原因としては、腸の動きの問題などの機能的なものや、環境の変化などのストレス、大腸癌や癒着、クローン病などによる通過障害などが挙げられます。

最近発症した便通異常、体重減少、大腸癌の家族歴、直腸出血、50歳以上などの因子は、警告徴候(アラームサイン)といわれ、大腸癌などの重大な病気が原因となっている可能性があり、注意が必要です。そのような場合は大腸内視鏡検査を行うことが推奨されます。

便秘を改善するためには、繊維や水分を多く摂るといった食生活の工夫が有効であり、適度に体を動かすことも良いといわれています。

胃内視鏡検査について


薬で治療する場合には、酸化マグネシウムなどの便を軟らかくする便軟化剤や、センノシドなどの腸を動かす刺激性下剤、浣腸などの選択肢があります。酸化マグネシウムはマイルドな効き目で、習慣性が少なく長期間の投与も可能です。しかし効果は強くないので頑固な便秘には不十分で、腎機能障害がある場合はマグネシウムなどの電解質の吸収に注意する必要があります。センノシドは強力ですが、常用するとメラノーシスという大腸粘膜の変性の原因となることもあり、常用は避けるべきといわれています。

 アミティーザという新薬が最近広く使われるようになってきました。小腸での腸管内への水分を分泌させ、便を軟化させて排便を促進します。快便感が得られ、腹部膨満感、不快感、いきみの強さ、残便感といった諸症状にも有効です。内服開始直後に吐き気が起こることがありますが、食後すぐに服用する、減量するなどの対処が有効です。

*出典:機能性消化管疾患診療ガイドライン2014、他

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